こんにちは!
心の根本問題の解決を援助している 心理セラピストの ひがしさやか です。
先日のこちらの記事、関心を持っていただける方が多かったようです。
今日は補足として関連記事を書きました。
こちらには、自己重要感・自己肯定感を育てることがどうして大切なのか?
自己重要感を育てると、どんな変化があるのか?
を、中心に書きました。
今回は、自己重要感、自己肯定感が低いと、どうなってしまうのか?
「日常でこんな問題を抱えやすくなってしまう」
「こんなことで困ってしまう」
ということを中心に、書いていきますね。
自己重要感が低い人の、前提
まずは、自己重要感が低い人の前提って、自覚しているいないに関わらず、自分の存在に対して、こんな感覚を持っています。
「自分はダメ」
「そのままでは価値がない」
「生きる価値ない」
「いらない(無価値)」
「変な人」
「欠陥人間」
「こんな私でごめんなさい」
自分の丸ごとの存在に対して、OKが出せない。
否定している状態なんです。
自己存在にOKを出せるのが、「0」地点だとしたら、0以下のマイナスの状態が、存在の基本ベースです。
そして、前回も書きましたが、深刻なのは、
自己肯定感の低さは存在の否定に直結してしまうという事…
つまり自己否定感がいっぱいに振り切れると、「死にたく」なります。
「0以下」=「生きる価値のない私」
これが自己肯定感が低い人の、存在の基本ベース。
自分の土台がとっても不安定なのです。
0以下の存在で、生き延びるために
さて、存在の基本ベースが0以下(生きる価値ない)と感じている人は、生き延びるためにどうしているのでしょうか?
大きく2つのパターンがあって、2つの間で揺れ動きます
①0以上になるために、反抗的に頑張る
②0以下であきらめて、ダメでい続ける
①0以上になるために、反抗的に頑張る
0以下の自分を0以上にするために、ダメな自分を隠したり、克服しようと頑張ります。
根底に「私はダメ」という感覚があることに、無自覚なことも多いです。
・完璧になんでもやろうとする
・人を喜ばせたり、満足させようとする
・人に負けない自分になろうとする
・自分の能力を高めようとする
・誰かの役に立とうとする
・人の期待に応えようする
・頑張る姿を人に見てもらおうとする
何かを身につけたり、人を喜ばしたり、人からの承認をもらうことで、自分の存在を肯定しようと努めます。
条件付きであれば、自分の存在にOKを出せると感じてるんですね。
自分の価値を決めるものは、常に自分の外側にあります。
だからこそ、条件を満たせなければ、途端に0以下に存在価値は急落します。
0以上になるためには、いつも気を抜くことができず、頑張り続けなければなりません。
それこそ、いつも「死ぬ」気で走り続けてるんです。
でも、自分の中の「私はダメ」という感覚は永遠に消えません…(涙)
その結果、こんな問題を抱えやすくなります
●休むことができない、リラックスできない
●完璧な自分になろうと頑張り続ける
●非現実な理想を追い求めようとする
●素の自分が見せられないので、人と打ち解けられない(孤独)
●弱みを見せられないので、いつも強い自分でいようとする
●人に助けを求められない
●外には自信のある様子を見せているが、内心自信がなく、不安でたまらない
●自分を尊大に見せようと演出してしまう
●人の承認がないと不安
●誰かの期待に応え続けることで、自分らしさを失う
●プライドが高く、素直になれない
●自分より能力がある人を見ると、ザワザワする、意地悪したくなる
●人の意見を聞けない
自信家に見えて、心の中は、いつも不安でいっぱいです。
思い当たる方、いないでしょうか。
これ、誰にも頼れなくてとっても辛く、自分を酷使していくことになります。
②0以下であきらめて、ダメでい続ける
自分の存在が0以下だっていうことに、自覚的。
あきらめて、受け入れています。
「どうせダメ」「自信がない」「私なんか」「人より劣ってる」「私は間違っている」っていう感覚がいつもあります。
自分はダメなので、人からぞんざいに扱われることも受け入れてしまいます。
ダメな自分を悪いと責め、「ごめんなさい」と身を縮めることで、辛うじて居場所を確保するんですね。
また、「どうせダメ」とあらかじめ何にもチャレンジしないでいたり、自信のなさから、自ら失敗するような方向に無意識に向かいます。
でも、ダメだと思って自分を止めていたら、本気でチャレンジして失敗した時に、「本当にダメ」な自分を感じずにすみます。
「どうせダメだもんね…」とすることを心のクッションにして、本当に「生きる価値のないダメな自分」を感じないように回避しているんです。
そして、本来の自分の力や能力を十分に発揮しないようにします。
時には、ダメなドジ子として振る舞い、人を喜ばせます。
そうやって、基本ベースはダメなまま、居場所をなんとか確保しようと努める…
その結果、こんな問題を抱えやすくなります。
●やりたいことがあっても行動に移せない
●自己主張ができない、言いたいことをのみ込んでしまう
●人の顔色を伺って、いつもビクビクしている
●人といると緊張して疲れてしまう
●自分が人からどう見られているのか、気になる
(自分は異質でおかしい人間だと思う)
●人の意見に左右される、誰かの指示がないと動けない
●自分の能力を出し切れなかったり、いざという時に失敗する
●パワハラ・モラハラ・いじめになぜか、遭いやすい
●パートナーに支配的・暴力的な人を選んでしまう
●自分に自信がないので、支配的な人に依存しやすい
●気がついたら、人の愚痴を聞く役回りになっている
●ストレスのはけ口、感情のゴミ箱扱いを受け入れてしまう
●どこにいっても居場所がない(居場所探しをしてしまう)
●同じ失敗を何度もくり返す
自分はダメだという劣等感でいっぱいで、どこにいても何をしてても不安です。
思い当たる方、いないでしょうか。
自分はダメって感じ続けることって、あきらめながらも、とっても悲しいのです。
誰かに大切にしてもらえるという感覚もないし、いつも自信なくオドオドしています。
自己肯定感の低さが生み出す、生きづらさ
一見全く、正反対のタイプに見えますが、根底に抱える問題は同じ…
自己肯定感が低いことなんです。
どちらにしろ、ありのままの自分にそのままOKが出せないんですよね。
これを一生続けていくとしたら…
ありのままの自分を表現することも、素顔の自分で誰かと繋がることも、自分らしい人生を送ることもままならならないんです。
そんなの悲しくないですか。
本当は、本来の自分らしさを発揮して、安心感の中で、生きていたいですよね。
自己肯定感を育むために…
こんな風に、自己肯定感が低いと、様々な生きづらさを抱えやすくなります。
些細とも思える、普段のなんとな〜くの生きづらさが
存在の基本ベースが低いことが原因になっているかもしれないんですね。
さて、この「自己肯定感を育てる」をテーマに、東京で1DAYセミナーを行います。
※セミナーは終了しました
まずは相談してみたい…そんな方は
こちらの初回カウンセリングから、まずはお気軽にご相談ください。
初回はお試し価格でご利用いただけます。
お悩みはまとまっていなくても、大丈夫。
お話しするのが辛い場合は、詳しくお話ししなくても構いません。
心が軽くなるワークからはじめていきましょう。
生きづらさからの回復に向けて、しっかりと向き合い方には継続セッションで
こころの土台から一緒に育てていきましょう。
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