こんにちは
ハレラボの心理セラピスト、ひがしさやかです。
前回は、心のお悩みを解決する前にどうしてリソースが必要なのか?
についてお話ししました。
あなたのリソースは、どんなことでしょうか?
特別なことではなく
日常のささやかな安らぎや楽しみ、
よかったなと思えることで充分です^^
・お茶を飲んでいる時間
・ペットと触れ合うこと
・自然の中へ出かけること
・友だちと笑いあう時
・趣味に没頭すること
などなど
考えてみてくださいね。
これらのリソースは、
心のお悩み解決に向き合う準備段階として
とっても、重要なものになります。
リソースシリーズ①
前々回の記事はこちら
リソースシリーズ②
前回の記事はこちら
さて、本日は
リソースが、
問題を抱えている心と体に
どのように作用するのか?
についてお話ししていきますね。
これを読んで、さらに、
リソースの重要性に
気づいていただけることを願っています。
心の問題を抱えている時って
身体が怠かったり
重〜くなったりしませんか?
気持ちの面でも
葛藤を抱えて苦しかったり
気分が沈んだりするものです。
この時、体の中では、問題を抱えるストレスに対応するため
抗ストレスホルモンが分泌され
「闘うか逃げるか」のサバイバル反応
が起こっています。
これが長く続くと、、、
ストレスホルモンの過剰分泌によって
だるさや、抑鬱状態、疲労感を引き起こすと
言われています
そう、
問題を抱えている時って
体の内受容感覚が嫌〜な感じがするものです
胸のモヤモヤ、ドキドキ
胃の不快感
お腹の痛み、ぐるぐるした感じ
頭の痛み、体の痛み…
心当たりないでしょうか?
特に、幼少期から常にストレスに晒されてきて、
慢性的なトラウマを抱えている方は
いつも、不快な体の状態でいることが
当たり前になっていることが多いのです。
本来家庭とは、
家族や子供にとって
安らぐ場所であるのが理想です。
ところが、家庭内に
喧嘩が絶えなかったり
突然暴言や暴力が飛び交う
状態であったとしたら…
小さな頃から、常に
サバイバル反応のスイッチがオンになっていて
休まる瞬間があまり持てず
いつでも敏感に危険を察知できるように
神経を尖らせている状態になってしまいます。
そして大人になっても
この神経のモードが通常運転になってしまうのです。
「不快が当たり前」
なんですね。
体は、本当によくがんばってくれているんです。
さて、そんな不快感に対して
あなたはどのように対処していますか?
・問題解決しようと奔走している
・不快が当たり前なので放置している
・愚痴を聞いてもらうことで発散している
など、さまざまだと思います。
中には、ひとまずの対処法として
その不快感をなんとかコントロールするために
長期的にみると、デメリットとなるような、
過食やアルコールなどの依存の問題を
抱えてしまうケースも少なくはないと思います。
不快感に対して、
大きな快感や強い刺激を使うことで、
なんとか調整しようとするのですね。
例えば
・ゲーム、恋愛、占い、SNS、仕事などへの過剰な依存
・危険なことに敢えて踏み込む行為など…
(ドーパミンがどば〜!脳汁ぶしゅー!みたいなやつです)
大きな高揚感が得られるもの
一気に心身が緩むもの
辛さを麻痺させるもの
などを使って
心身の不快感を鎮めようとするのです。
(これが悪いというのではなくて、
目の前の不快感を調整するための、
やむにやまれぬ試みなんですね)
ところが、
大きな不快感か大きな快感という、
ジェットコースターのような
大ぶりな波に体が慣れてしまうと
さらに、疲労感を生み出だし
問題を複雑にしていきます。
では、どうしたらいいのかというと・・・
まずは
少しの「快」に気づいて、
大きな不快感を少〜しづつ下げていくこと
が大切なんです。
不快感を
一気に和らげるのではなく、少しづつ和らげる
というのがポイントです!
それには
体の不快感が一時的にでもおさまって
「ホッ」とできるような
ほんのわずかな瞬間を持つことです
大きな安らぎではなく、ちょっとだけ。
一瞬のささやかな安らぎを捕まえて
積み重ねていくのです。
そのためにリソースを使うのです。
リソースに触れている時は、
セロトニンやオキシトシンなど、
神経系がゆるやかに落ち着いていくホルモンが分泌されて
ストレス反応の循環が落ち着き
神経が穏やかになり
余裕のなかった心に余白が生まれます
リソースに触れていて「心地良いな〜」という、
その瞬間に
気づいたり
留まったり
増やしたり
していくことがとても大切なのです。
そんな理由があって、
「日常のほんの些細な瞬間の心地よさを探してみてくださいね」
とお伝えしています。
でもこれまで
一瞬の安らぎさえ許されなかった場合は、
それさえも、少し怖いかもしれませんね。
なので、そういう場合は
ご自身が圧倒されないくらいの、
「ほんの少しの安らぎ」
を通過するくらいで充分です。
不快が当たり前
の状態に
少しだけ快
の回路を入れてあげる
それが、通常運転のパターンを
少しづつ変えていくことになります。
これを積み重ねて、
体の中に〈安らぎや穏やかさ心地よさ〉など
「快」の居場所を作っていくことが
心身の余白を作り
心の問題やトラウマに基づいた、
「不快」を包み込んでいくこと
(=問題解決)につながっていきます。
******
今日のまとめ
リソースを使って、
問題を抱えている時の
心身の不快感(=ストレス反応)に
少しの心地よさを作ってあげましょう
そうすることで、心身に余白が生まれ、問題に向き合う準備が整っていきます。
さて、3回にわたって、リソースについてお伝えしてきました!
リソースが増えると、日常がとても楽になり
自己肯定感も自然に上がっていきますし、
プレッシャーが大きく掛かってくる場面でも、
受け止める余裕が出てきます。
ぜひ、日常の中のリソースに注意を向けてみてくださいね。
リソース構築はこれに限らずとても奥深いものです。
引き続き、リソースについては折に触れて、書いていきますね。
それでは、また。
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こころの土台から一緒に育てていきましょう。
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