「私は無力だ」という病

おはようございます!

心理療法、心理カウンセリングで
心の問題解決を援助する心理セラピストのひがしさやかです。

毎年実家から夏野菜が送られてきます。
家の畑で父がせっせと作ったもの。
美味しいんですよ、これが。

とり肉と一緒に炒め煮る♪


ホールトマトではなく生のトマトを使うって、贅沢だなと思っちゃいます。
甘くて、最高でした。

目次

自分は無力だとあきらめていませんか

「私には何も変えられない」
「私には力がない」

そうやって

人、物、環境、自分の人生

やってくるもの
巡ってきたもの
与えられたもの


それがたとえ、嫌なものであっても

(例えば、嫌な上司、嫌な会社、嫌な人間関係、嫌な人生……)

受け入れるだけで
諦めていないでしょうか。

嫌なものを諦めて受け入れるのは
ストレスがかかります。
我慢してるので、体にも心にもよくないです。

でも、自分を殺しても、我慢しても
やって来るものをただ、受け入れていたら

居場所がある
人と衝突しない
問題について話し合わなくていい
責任を負わなくていい
生きていける
やり過ごせる

楽チンなのですね。とても。
問題を受け入れる〈メリット〉があるんです。

裏を返せば

居場所がなくなるのが怖い
人と衝突するのが怖い
問題と向き合うのが怖い
責任を負うのが怖い
死ぬんじゃないかと怖い
現実と向き合うのが怖い

ということ。

そして、自分はそこに対して
「変えていく力がない」
「無力だ」


って、
前提として端っからあきらめちゃってるんですね。

さて、あなたはそんなにも
何かを変える力がない無力な存在なのでしょうか?

いいえ。私はそうは思いません。
誰の中にも、与えられた何かを変える力はあります。

誰しも自分の人生を変えていく力を持ち合わせているんです。

「無力だ」と思い込んだのはどうして?


「私は無力だ」
そう思い込んでいるのは

子どもの頃の感覚を引きずっているからかもしれません。

例えば、
・親の躾がきびしくて支配的だった
・家庭内で暴言や暴力が日常的だった
・「お前は何もできない」と言われ続けた
・夫婦喧嘩が絶えなかった
・お父さんお母さんが不幸そうにしていた

などの経験。


子どもからしたら、大人の世界はまさに巨人の世界。親は圧倒的な力のある存在です。

自分では命を守ることができない子どもは、大人に加護してもらうしか生き延びる方法はありませんよね。そこに対して、子どもは無力です。

どんなに嫌で理不尽で、人としての尊厳が損なわれるような扱いを受けたとしても、ぺシャリとやり込められてしまう。

また、何かしらの問題を家族が抱えている時、
子どもは「親を助けたい」って考えます。

子どもなりの方法で助けようとしますが
親を助けるには子どもはあまりに無知で無力な存在です。
だって、守られる側でこそあれ、守る側になるには、まだまだ成長が必要です。


それは当たり前のこと。
当たり前なのに、

それが続くと、子どもは、自分は何もできない「無力な」存在だと自分を認識します。

そして、そんな自分を責めます。

何もできないのは
親に受け入れられないのは
親を助けられないのは

「自分が悪いからだ」って。

そうして無力感を強めていきます。

また、親が自分の人生を嘆いていたり、どんな問題を抱えた状況でも「仕方ない」と、無力であることを見せていたら

同じ生き方を子どもは取り込んでいきます。


こうして「私は無力だ」という思い込みができあがります。

「私は無力」は、他人への依存心


でも、実はこれ、大人になっても続けてしまうとしたら、
とても依存的な考え方になってしまうんです。

「やってくるもの
巡ってきたもの
与えられたもの

それらに対して私は無力です。
だから、それを受け入れます。」

…自分の上に、抗えない大きな力を置いて
そこに自分の問題をゆだねているっていうことだから。

そうして「誰かなんとかしてください、私には力がないので加護してください。そうできないなら我慢します。」って

自分の問題として受け取るのではなくて、外側の大いなる力のせいにしちゃってるんですね。

それはいつまでも自分の親を上に置いて子どもでいるのと同じこと。
自立できていないってことなのです。

やってくる問題を他人事にしておくのは楽チン。
でもその一方で、ゆるやかに死んでいくのも自分なんです。

だったら、自分の生きる力を取り戻したくないですか?

傷ついた無力な子どもに会いにいこう

生きる力を取り戻す。
自分の人生の舵取りをしていく。

すごく大仰なことをしなければいけない!
…と思うかもしれませんが、今は進むことではなく、戻ることが肝心。

まずは「私には力がない」って思い込んでいる、小さなあなたに会いにいくことです。

大好きなお父さんお母さんに好かれたくて、子どもは叩かれるような自分を責めます。二人を喜ばせられない自分がふがいないと頑張ります。

でもね、その子はもう頑張り疲れてボロボロ。

「できない」って怒られ続けてボロボロ。

それに、

話しを聞いてくれないことにホントはガッカリしてる。

どうせ私には関心がないってションボリしてる。

もっと酷い目に遭うだけだって、何にも感じないようにしてる。


たくさん傷ついて、ペシャンコになっているその子を、

あなたが救うことからはじめましょう。

それが本当の自立の第一歩です。

そして、小さなあなたに言ってあげてください。

「無力でいいんだよ。

 な〜んにもできなくて当たり前!

 大人を助けられなくて当たり前!

 それでもあなたは生きてるだけで価値があるんだよ」

ありのままの自分を許せたら、
人は自分の内側に
本来の自分の力を見いだすことができるようになります。


いつでもお手伝いします。

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