こんにちは、心理療法を使って、心の問題の根本解決をお手伝いしている 心理セラピストの ひがしさやか です
今日は恋愛シリーズの第4弾をお届けします。
ちなみに、追々説明しますが、恋愛問題を扱っておくことって、とっても重要なんです。
恋愛って〈親密な人間関係の雛形〉。
生きていく上で、欠かせない人への安心感や信頼感と深く関係しているんですね。
若いうちは、いつかどうにかなるだろうって軽〜く放置しやすいですが
それ、危険ですからね!
経験者は語る…涙
もし、今、自分の恋愛スタイルに問題を感じているのであれば、放置すれば、また同じ問題を繰り返す確率が高くなります。
しかも解決するなら、結婚前がいいですよね。
安定した恋愛関係を築けることが、良好な人間関係を築ける基礎にもなり、人生全般に渡る幸福感や安心感に関わっていきます。
それではどうぞ。
これまでのまとめ記事はこちら
べったり依存❤︎さんの場合
- 恋愛すると相手にべったり依存してしまう
- 「重い」と言われて振られる
- 相手と常につながりを感じていないと不安になる
- メールや電話を頻繁にする、相手にも強要する(レスポンスが遅いと怒る)
- 相手に執着してしまう
- 別れをごねてストーカー化したことがある
- 相手の前では幼児化したり、わがままになる
- 恋愛すると仕事や他のことがどうでもよくなる
- 相手の好みに染まる、相手に全て合わせる
- 相手に尽くす
- 相手のいいなりになってしまう
- 恋愛依存・セックス依存
チェックしてみてくださいね
当てはまるものがあれば「べったり依存タイプ」の可能性があります。
「依存したい」「支配されたい」「愛されたい」気持ちがとても強く、相手に身を投じる傾向にあります。
べったり依存タイプさんの問題は
相手が
「重い!あっぷあっぷです!」
となってしまうこと。
だんだん相手が依存に耐えられなくなり、あなたとのお付き合いが面倒になり…ギブアップ。
別れが訪れてしまいます。
べったり依存❤︎してしまう心理の背景
では、どうしてこんなに相手に依存してしまうのでしょうか?
べったり依存タイプの人が心理的に望んでいるのは、これです。
たっぷりの愛情が欲しい!!!
愛情に飢えて飢えて、どうしようもないんです。
「愛情吸血鬼」なんです・・・愛情を吸って吸って吸い尽くしたい!
ぎゃー、やられたらたまったものじゃないですよね…
一見、愛情を熱烈に注いでいるように見えても、見返りに同じだけの愛情を求めています。
でも、これが結構あるあるなんじゃないかな〜って思います。
恋愛といえば、これ!みたいなモードの子もいるんじゃないかな。
どうだろうか…。
恋愛マンガって、この傾向強くないでしょうか。
最終的に、女性が欲しい愛情を届けてくれる、理想の王子様的な男性がヒロインを充たしてくれる。
潜在的に、理想の愛情を届けてくれる人を、求めているんです。
しかも、見返りなく。
これ、根本的には、「無条件の愛情を求めている」ということです。
心の成長段階が満足に踏めていない…!
愛情に飢えている方は
幼児期に貰うはずの、無条件の愛情が満たされてきていない
ということ。
人の心の成長には、こちらのような段階があります。
・*・*・ 心の成長段階 ・*・*・
依存→(反抗期)→自立→相互依存
子どもって、生まれたばかりは何もできません。
必ず、母親にべったりと【依存】する時期が必要です。
十分に【依存】すると、子どもの内側には安心安全の心の土台が育まれます。
すると自然に反抗期が訪れて【自立】に向かいます。
反抗期というのは、「依存はお腹いっぱい!私は私を生きるんだ!」ということの現れです。
そうやって、【自立】した先に、【相互依存】があります。
土台があって、自立しているのが前提で、お互いに助け合って生きていけるという段階です。
この【依存】の時期を幼児期に十分に経験できないと、大人になってから、未完了の依存を完了させようとするようになります。
依存の段階に留まってしまうんです。
特に、恋愛対象には、理想の親を投影しやすくなります。
親から得られなかったものを、代償として、目の前の好意を寄せる相手に求めてしまうのです。
幼少期のこんな体験が考えられます〜
●幼少期に、親との間で愛情や温もりを与えられなかった
●愛情や温もりを求めても拒絶された
●虐待やネグレクトにあっていた
●親が精神的に不安定だった
●両親の離婚、片親の不在、死別、離別
●親が身の回りのお世話と愛情をはき違えている
●過保護・過干渉だった(求める愛情をもらっていない)
●親が支配的だった
思い当たる体験がないけどな…という方も、依存が強いのであれば、依存期に満たされていない可能性がとても高いです。
恋人は、あなたの理想の親ではありません…!(涙)
でも(涙)
大事なことですが・・・
いくら満たされていないからと言って
相手はあなたの理想の親じゃありません。
「私の理想の親になって!」と全力で愛情をバキュームしてくる人を目の前に想像してください。しかも子ども返りして。
きっとあなただって「う…ん、や・め・て…」ってなりますよね。
「重い、うざい、面倒くさい」
ってなるのは当然なんです。
悲しいかな(;;)
仮に、運よく満たしてくれる人がいたとして、稀有です。
相手がいる間は安定しても、いなくなったらまた不安定になります。
人に期待して、埋めてもらおうとしているうちは、根本的には埋まらないんです!
ちなみに、この愛情への飢餓感を持っている人は、一見、恋愛にクールな回避的な人にも多いです。
飢えているからこそ、セーブが切れたら途端にわ〜っと依存してしまいそうな、恐れを抱いています。
または、愛情をあきめて達観している。
なので、クールか?べったり依存か?をくり返すなど…行動が白か黒かに振り切れやすいです。
深い依存欲求があるからこそ回避的になる、という側面もあるんです。
べったり依存したい!を解決するには
心地良いパートナーシップは対等な関係から生まれます。
成長の段階でいう【相互依存】です。
依存が満たされていて、自立ができている。
その段階で、ようやく対等な関係性ができます。
相手も私も、エネルギーの使い方は等分。
持ちつ持たれつお互い様 が心地良い関係なんです。
そのためには・・・
まず、相手に依存するのをやめましょう。
全てを相手に委ねて、「満たして!愛して!幸せにして!加護して!」としているのは、一旦ストップ。
それは子どもの思考のまま、相手に自分の問題を押し付けているということ。
他人任せにしないで、問題を自分が解決することに意識を向けましょう。
自分の満たされない愛情の問題や人生の責任は、自分で取ると決めます。
そして、満たされない愛情飢餓感は、自分で満たしていきます。
では具体的には、どうしたらいいの?
というのは、セラピーの現場で行なっていますが…
今日は簡単なご紹介だけしますね。
①自分で自分に安心安全、愛情を与える
(共感と温もりを与える)
②他者に対して、与える
(必ず、自分を満たしてから。自己犠牲で与えるのは絶対にNG!)
③安心できるコミュニティの中で、自分の体験を共有する
このように、自分の内側の飢餓感を満たしていくことで、相手に過剰に依存する必要がなくなっていきます。
「重い女・重い男」からの卒業です。
自分を満たして、受け止めていけるようになると、相手にもその愛情を渡していくことができるようになります。
自分で立って、相手にも与えられる、対等な関係を育んでいくことができるようになりますよ。
愛情飢餓感を満たす、第一歩に!
愛情飢餓感を満たしていく、具体的なアプローチは、こちらの1DAYセミナーでも扱っていきます!
無条件の愛情は、恋愛問題はもちろん、自己肯定感とも密につながっているんですね。
ワークを使って、みなさんにも実際に体感していただきます!
かなり濃密な1日になるはずです(^-^)
ぜひ、ご参加お待ちしています。
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