こんにちは、生きづらさを〈生きやすさ〉に変えるサポートをしています、心理セラピストのひがしさやかです。
あなたは、人の温かさを「受け取れない…」と感じたことはないですか?
温かさへの拒絶感は、孤立や衝突など、たくさんの生きづらさを生み出してしまいます…
こんなとき、心の中で何が起こっているのでしょう
人の温かさが気持ち悪いという、問題。
あなたにはこんなお悩みないですか?
- 人の温かさが気持ち悪い
- 優しくされても素直に受け取れない
- 「みんなで」「一緒に」という言葉が苦手
- 甘えられると怒りがわく
- 人と親密な関係が築けない
- 恋愛が長続きしない
- 結婚したいと思えない
- 「愛情」や「信頼」がわからない
例えば、
「あなたのこと、信用してるよ」
「あなたと仲良くなりたい」
そんな風に近づいてくる人がいると…
自分も親しくなりたいと感じながらも
どうしていいかわからなくて戸惑う
怖くなって、離れたくなる
「どうせ口だけでしょ?」と怒りが湧いてしまう…
そんなことはないでしょうか?
これが私が言う、温かさへの拒絶感です。
実は、私もこの感覚をもってました。
ひどい時は、「気持ち悪っ!おえっ…そんなのあるわけないでしょ。何かウラがある、偽善者め!」と思っておりましたよ。ええ…
これは、もっとシンプルに言うと、
温かさが怖い
ということです。
意識できない深いところで、人の温かさに恐怖心を抱いているんです。
温もりがないと人は生きていけない
ううん!人の温かさなんてなくったって、平気。
そんなもの信じてたって何にもならない。
信じられるのは自分だけ!
そう思ってる人も多いかもしれません。
それでもいいんです。
でも私は、人って「親しみのある人との温かなつながり」がないと命を長らえることはできないだろうって思っています。
人にとって温かな感覚の原点は、お母さんの温もりです。
泣いている赤ちゃんが、お母さんに抱かれてポンポンと背中を叩かれているうちに、落ち着き…そのうちに寝入ってしまう様子、よくありますよね。
本来、人との温もりを感じることは、安心の感覚であるはずなんです。
そして、人が生きていくために、絶対的に必要なものです。
こんな事例があります。
母猿から離された小猿は、発達がうまくいかず死んでしまい、生き残っても反応が乏しく育ったり、重い障害が残ってしまいました。
ところが小猿に布をまいた人形を与えると、一日中つかまって過ごすようになり、それだけで、小猿の状態は安定して、健康面や発達がよくなったそうです。
これは人間にも言えることで、しがみつき身を寄せられる特別な存在があることが、発達や生存を支えていることがわかってます。
これが「愛着」と呼ばれているものです。
では、命の源である温もりを不快に感じたり、拒絶したくなる感覚がある人に何が起こっているかというと…
よっぽど深く愛着が傷ついている
ってことなんです。
人の温かさが怖い…その原体験
例えば、こんな経験が考えられます。
躾(しつけ)として、叩かれて育った人
身体的暴力って、相手に近づいて温かい手で傷付けられる行為です。
人に近付き、温もりを肌で察知することは、傷つけられること、攻撃されることという感覚と結びつきます。
性的虐待を受けた人
性的虐待も、暴力と同様です。
それが親近者であればなおさら。
性を搾取され、心身の尊厳を侵される行為は、温もりへの大きな拒絶感、恐怖心を生み出します。
温もりが、気持ち悪さや苦痛の感覚に結びつき、自分は汚いという嫌悪感や、自分が悪いという罪悪感も同時に呼び起こします。
親の過干渉
過干渉な親は、子どもの欲求を無視し、パーソナルスペースを侵食して、過度にお世話をします。
人に近づかれることは支配され、我慢を強いられることだと覚えます。
・愛着基盤の崩壊
両親の離婚、親の死など、もともとあった温もりを失うことは、命の支えを失うくらいの大きな絶望です。
求めても、いつか失くしてしまう恐れから、温もりをあきらめるようになります。
・家族から裏切られてきた、搾取されてきた
兄弟から大切なものを奪われてきた
親が頼りなく、子どもの方が親の世話をしてきた
親の言葉と行動が一致しなかったなど…
一時的に温もりを求めても、どうせ裏切られると感じたり、信頼できません。
温もりを求める気持ちと、怒りが混在します。
・家族がいがみあっていた
夫婦喧嘩、家族間の争いなどをみてきた人は、温もりがわからないし、信じられないし、怖くなります。
人や、集団など、温かさに近づくことが恐怖になります。
温もりって肌感覚で感じるものです。
温もりが、
再び壊れることへの恐怖
得られない絶望
求めて傷ついてきた悲しみ
求めて裏切られてきた怒り
これらの感覚に触れないように、温もりを察知すると、体が拒絶反応を起こすようになります。
そうすることで、傷つきから自分の身を守るためです。
でもさっきも説明したように、本能的にはすごく求めてもいます。
だから、求めたいけど求められないダブルバインドの中で、苦しむことになります。
温もりを拒絶することが命を守ること。でも温もりがないと生きた心地はない。
こんな風に、愛着が大きく傷ついてきた人は、
温もりを求めないことが、逆に自分の命を守る行為につながっています。
けれど、温かさがないというのは、不安や恐怖を感じることがあっても、それを安心に変えて落ち着かせることができないってこと。
それはつまり
常に、寒さ、不安と恐怖、絶望感の中に晒されている
ってことなんです。
その感覚でずっといたら耐えられないと思いませんか?
だから、、、
刺激を求める
アルコールや、ドラッグに依存する
恋愛・セックスに依存する
仕事や目標達成に執着する
他人からの承認を過剰に求める
過食する
自己破壊的になる(自傷する)
などして、その感覚を紛らわせたくなります・・・
また、温もりを拒否していけば、社会からは孤立します。
孤立は寂しさをさらに募らせ、妄想を生み出しやすくさせます。
寂しさを怒りにかえて、人を恨んで生きる人もいます。
心はどんどん荒んでいきます
温もりが恐怖である限り、心の寒さを癒したくても、安心したくても、一生温かさに近づけないんです。
温かさを求めても、生きていけない
温かさを拒否しても、生きていけない
なんです、これ…。しんどいですよね。
温もりを拒絶しつづけることは、このように生きづらさを生み出していきます。
でもね、とりあえず、今のところは、温かさを拒否することで、なんとかなってるんだと思うんです。
温かさを恐れ、距離をおき、嘲笑い、自分にムチ打ちながら何かに没頭して、孤独を見ないようにしていれば、苦しいながらもまだマシだから。
でも、本当にそれでいいのかな…と、私は思います。
温もりをあきらめて、拒絶して生きていくことは、あなたが本当に望んでいることでしょうか。
本当は、温もり… 受け取りたいと思いませんか。
傷ついて凹んでる、愛着を癒そう
あなたが望めば、人の温もりを心地よいものへ変えていくことはできます。
解決はただひとつで、温もりへの恐怖心に丁寧に向き合っていくことです。
愛着の傷を癒していくんです。
根気よく、一歩づつ。
愛着を拒絶したくなる人って、愛着が与えられなかったどころか、削り取られて凹んでる状態なんです。
もうね、傷ついて、メッタメッタのボロボロになってるんです。
でね、癒し方がわからないから、その傷を当たり前に放置しちゃってるんですよ・・・
まずは、そんな自分に気付いてあげることからです。
傷付いてる自分をみるのってしんどいことです。
でもそこをみていくことで、温もりへの恐怖心は変化していきます。
温もりが恐怖なのは、過去のトラウマの感覚が残っているから。
大人になったあなたの世界には、本当は、温かなつながりも存在してます。
あなたが求めれば、それを受け取っていくことができるようになります。
私の変化・・・
冒頭でお話ししたように、私も温もりを求めながら、一方で「気持ち悪い」って思ってました。
でね、そんな私は、人に全く興味なかったんです(爆)
なんでもひとりでOK、自己完結、それでも楽しいぜ。って思ってた。
防衛して生きてたんだと思います。
人間関係を長くつづけることもできなくて、「人なんて、けっ!」て、思って、内心はそりゃあもう、荒んでましたね・・・
今はね、折に触れて大切な人たち、出会ってきた人たちのお顔が浮かぶようになりました。どうしてるかなって。
親しみのある人を思い浮かべるのは、愛着行動の一つなんです。
胸のあたりがほっこりと温かくなります。
これ、人に興味を持てなかった過去の私からしたら、奇跡です。
確実に自分の中の大きな変化になってます。
人の温かさを受け入れられるようになると、世界は安心できる場所、冒険できる場所へと変わっていきます。
それは、本当に嬉しいものですよ^^
それでは、また!
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お悩みはまとまっていなくても、大丈夫。
お話しするのが辛い場合は、詳しくお話ししなくても構いません。
心が軽くなるワークからはじめていきましょう。
生きづらさからの回復に向けて、しっかりと向き合い方には継続セッションで
こころの土台から一緒に育てていきましょう。
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