我慢は怒りを溜めるー上手に気持ちを吐き出せてますか?

こんにちは、生きづらさを〈生きやすさ〉に変えるサポートをしています、心理セラピストのひがしさやかです。

私、テレワークをはじめて、2週間経ちました。

初日こそ、リスクのある電車移動もなくなって、安堵してたけど、2日目には、「外に出られない」というだけで、地味にストレス溜っ!と悶えてました(早っ)

不要不急の外出自粛の辛さを遅まきながら身を以て実感。

徐々に家の中で過ごすことに苦痛を感じなくなって、今に至ります。。。

今まで、ソフトに多動な日々を送っていたのだと…立ち止まって、自分の生活を振り返るいい機会になってます。

もちろん、人との接触を避けて、感染を最小限に抑えるのが、今の急務!
絶対に必要なことです。

一方、自粛がはじまって、増えていると言われているのが、
家庭内暴力と、虐待、そして、離婚。

私はこれが、我慢、恐怖、不安、怒りの発散の場が、家庭内に向いてしまうことが、増加の一因ではないかと思ってます。

そう、みんな我慢してイライラしてないですか???

今日のテーマは、「我慢は怒りを溜める」です。

目次

我慢は、怒りを溜める

ストレスが溜まる時って、どんな時だと思いますか?

それは、本来の自分を我慢してる時です。

・やりたくないことを我慢してやる
・やりたいことを我慢する
・本音を押し殺す
・弱音を吐けない
・自分を犠牲にして他者を優先する
・もう無理だけど頑張ることをやめられない

はい。まさに今!
私たちが置かれている状況にも言えることです。

何は無くとも、コロナ感染拡大防止!!!!!
自由な生活は我慢!!!!!

この中で私たちはそれぞれの気持ちや欲求を否応なく我慢しなければならない状況に置かれています。

ウイルス感染への不安
罹患した時の恐怖
経済的な不安
未来が見えない恐怖
自由にやりたいことができない不満
世間の視線による恐怖

そこには、恐怖、不安、怒り、不満などの感情が渦巻いてます

特に我慢は、怒りの感情に変わりやすいです。

今、イライラしている人、多くないですか??

薬局でマスクを求める人
咳エチケットで喧嘩になる人
政府の対応に怒りを露わにする人
家庭内暴力や虐待
夫婦喧嘩

これらの怒り、我慢した分のストレスがふんだんに含まれているだろうって思うんです。

自分がどんな気持ちを我慢してるのか?

我慢て、詰まるところ、私は「気持ちの抑圧」だと思ってます。

さて、みんなが置かれているこの苦境で

どれくらい素直に、自分の気持ちをキャッチして、言葉にすることができているでしょうか?

「弱音を吐いちゃいけない」
「みんな辛いから私も辛いって言ってられない」
「自由にしたいなんて思っちゃいけない」
「休みたいけど、子どもがいるから止まっちゃいけない」



きっと、多くの人が無意識に、いろんな気持ちを我慢して堪えてるだろうなって思うんです。

でも、一度生まれた感情は、表現して外に出さない限り、なくなりません。

感情のエネルギーって外に向かって、流れていくものなんです。

なのに、この生まれた感情を否定したり、我慢したり、抑圧してしまうと・・・
感情は自分の内側にシンシンと積み重なっていきます。

経験ないですか?

散々我慢して、ある日突然バーーン!!と怒りが爆発してしまったこと。
涙が止まらなくなったこと。

そう、表現しない限り、絶対になくならないんです。

そして、我慢するほどに、のちに巨大な感情となり、堪えがきかなくなって、結局噴き出してしまうんです。

果ては些細なきっかけで、プチンと破裂します。

うん、薬局店員に詰め寄って怒り散らす人のように。

その怒りが、全く関係のない他人や、大切な家族に向いて、悲劇的なことが起こってしまったら、最悪です。
DV、虐待、喧嘩もそう。

何が言いたいかっていうと

自分が我慢していることに気がつかないと、最悪の場合、

誰かの大切な人や、あなたの大切な人を傷つけ、自分の居場所さえも壊すことになってしまう…ということ。

怒りって、攻撃のエネルギーだから。

我慢が当たり前で生きてませんか?

それでも、家族と会話したり、同僚や友人とやりとりする、SNSに投稿するなど、自分の気持ちを吐き出すことができてるなら、私はまだいいと思うんです。

愚痴を言える人は、マル○!

心配なのは、それすら禁じてる人です。

例えば、他者を優先して、自分の気持ちを我慢しやすい方。

常に前向きに明るくいなきゃいけない
完璧ないい母親でいなければいけない
人の期待に応えなきゃいけない
人を満足させなきゃいけない
人の役に立たなければいけない
弱音を吐いてはいけない・・・

こうして、自分の弱い部分や、ダメな部分を否定して、普段「いい人」「ちゃんとした人」でい続けている人が

一番、ドバーンと感情が爆発してキレやすくなります。

子どもを虐待していた父親が、社会的に地位が高く、外に見せる顔はとてもいい人だった、、、という話し聞いたことないですか?普段はいい人で、そんな風には見えなかったって…あれは抑圧の結果なんですよね。

こういう風に、本来の素直な感情を抑圧している人は、

子どもの頃から、親に理想の子供でいることを期待されていたなど…そもそも親から、自由な感情表現や自分らしくあること、弱いところを、受け入れてもらってきてない人がほとんどです。

親の方も、同じように感情表現せず、自分の本音を否定しながら生きている。子どもはそれを見て、ますます、自分の気持ちを我慢して生きるのが定番になっていくんですよね。

これ…隙がなくて、自分で自分を追い込む、なかなかしんどい生き方です。

そもそも生き方が「我慢」になってる方は、普段以上に我慢を強いられる今は、かなりキツイはず。

コロナ以前は感情の器に余裕があった人も、そろそろすり切りいっぱいになっているかもしれません。

器がいっぱいなのに、それでも気持ちを我慢する人は、やがて無気力になって、動けなくなります。

イライラする、知らない内に涙が出る、無気力で動けない…

という人は、「もう無理!限界!」という無意識からのサインです。

ネガティブな気持ちを持つ自分を許す

感情や欲求がわくのは、人間だから当たり前です。
生きてる証。

その状況に相応しくない感情はありません。

だからいろんな感情が湧きだす自分を否定しないであげてください。

「外に出たい!夜の街でみんなと飲んで喋りたい!」
思っていいんです。
思うことと実際に行動することは違うから。
でもそれが叶わなくて、辛い、寂しい、つまらない…という気持ちは感じてあげましょ。

この状況でストレスが溜まるのは、当たり前。
そんな自分を許してあげてください。
苦境の中で、あなたはよく頑張ってるから。

さて、大事なのは、この抑圧した感情の表出の仕方です。

弱者にぶつけることで発散しないこと。
大切な人にぶつけることで発散しないこと。
自分の生活には関係ないからと、無関係の人に発散しないこと。

これ、大事です。他者はあなたのサンドバックじゃありません。

怒りのエネルギーって、反抗せず吐き出しやすい、弱いものに向けられやすいんです。あとは、心理的に近しい人。他は、社会とか国とかね。

ギリギリまで溜め込んでバーーーン!!とぶつけてしまうのは、避けたいですよね。

我慢ではなく、気持ちを吐き出そう

そこで、我慢してバーンと気持ちが破裂する前に・・・
できることは、この3つです。

①適度に体を動かすこと
感情は体に溜まります。体を動かすと感情は解放されやすくなります。
自粛で動けないことで、溜まりやすくなってるはず。
散歩したり、ランニングしたり、家で踊るのもいいと思います^^

②溜め込まず、気持ちを表現していくこと
感情は、感じたその時に表現していけば溜まることはありません。
ネガティブな気持ちを感じる自分を許す。そして、言葉にする。人とたわいもないおしゃべりをする。
気持ちを思うままに書き出すことも効果的。

③過度に我慢しないこと
我慢が生き方になってる人は、その生き方を選んできた理由をセラピーで扱っていくことが有効です。いくら発散しても、我慢が当たり前になっていたら、根本解決にはならないから。

※①は応急処置、②はトレーニング、③は根本解決、というイメージです。

単純に体を動かして、人と会話する…などの日常生活は、感情をゆるやかに発散させることにつながってたんだな〜と、私はおこもりしながら痛感しました。

大事なのは、自分の気持ちを否定せずに受け止めることです^^

みんなで乗り切りましょうね!

まずは相談してみたい…そんな方は

こちらの初回カウンセリングから、まずはお気軽にご相談ください。
初回はお試し価格でご利用いただけます。

お悩みはまとまっていなくても、大丈夫。
お話しするのが辛い場合は、詳しくお話ししなくても構いません。
心が軽くなるワークからはじめていきましょう。

生きづらさからの回復に向けて、しっかりと向き合い方には継続セッションで
こころの土台から一緒に育てていきましょう。

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