ポジティブなふわふわ幸せワールドを求める心理と危険性

こんにちは、生きづらさを〈生きやすさ〉に変えるサポートをしています、
リトリーブサイコセラピー協会公認心理セラピスト ひがしさやか です。

桜の季節ですね。
コロナで自粛ムードですが…春は刻々とやってきてます。
特別に時間は作らなくとも、仕事の行き帰りに桜を見て癒されたいなぁと思ってます。

さて、

癒し、ヒーリング、スピリチュアル、宇宙の大いなるパワー・・・

巷で人気ですよね。
特に女性はこの世界のこと好きです。

私も好きですよ、不思議ワールド^^
日常の息抜きや、エンタメとして楽しむのなら、日々のエッセンスとして程よいと思うのです。

でもここにどっぷり浸かってしまう場合…
それ以前に見ておいたほうがいい、心の問題があるかもしれないなって思うんです。

しかも、できるだけ早めに向き合っておいた方がいい…かもしれません。

Fさんのケース

ずっと生きづらさを感じてきました。

「過去世に問題がある」と言われ、過去のカルマを解消するために、さまざまなエネルギーワークを受けてきました。

かなり癒されてきて、日々、感謝の気持ちでいっぱいです✨

最近は、魂のステージをあげるために、瞑想をしたり、宇宙のパワーを取り入れてます。大いなる存在とつながってると、パワーがみなぎってきて、すごく幸せです。

でもまだ突然落ち込んでしまうときがあるんです。
浮き沈みがあるのをなんとかしたいです。

「いつもいい気分でいたい」という願望の裏側・・・

  • とにかく癒されたい
  • いつもポジティブな気持ちでいたいと努力している
  • 前向きでいるよう努めている
  • 特別な存在になりたい願望がある
  • とにかく幸せになる方法を求めている
  • 理由のわからない生きづらさがある
  • 妄想癖がある

癒しや、ヒーリング、スピリチュアルに没頭する目的として

*いい気分
*ふわふわした心地
*体の心地よさ
*「自分は素晴らしい」という特別感
*未来の幸せへの期待感
*ポジティブな気持ち

こういったものを望んでいる場合・・・

おそらく、この時に求めている感覚の正体は、「多幸感」だと思います。

多幸感とは…強い幸福感や、超越的満足感のこと。

脳内の、内因性麻薬(脳内麻薬)や、ドーパミンの放出で得られる快感で

何かを達成したとき、
薬物やアルコールを摂取したとき、
満腹感を感じたとき、
性的満足感を感じたとき、

などなど、
いろいろな行動で感じる機会がありますが


ああ〜、幸せ!いい気分!!❤️❤️❤️❤️

と強く感じる状態です。

多幸感への依存

これの何がいけないの?
いいじゃん、幸せ感じられるんだから

って感じですよね。

うん、程よくこれで満足できたり、満たされるならばいいんです。
でも、この種の多幸感は、永続するわけではありません。

多幸感を感じる活動をしているときはいいのですが、それがなくなると、幸せな気持ちは一瞬で消えていきます。

だからこそ、心地よい感覚が消えると、次のいい気分を求めるために、その行動を起こさずにはいられなくなります。

そう、依存の始まりです。

いつもいつでも幸せ感じていたい!
ポジティブないい気持ちでいたい!
そうじゃない私はだめ!
ふわふわな癒しをくださ〜〜〜〜〜〜い!!!!!

…というわけです。

特に、心理的にある状態にあると、この多幸感に依存しやすくなってしまうと、私は感じています。

生きているのが辛いという本音・・・

この多幸感を渇望してしまう人の多くはですね、


今、ここの日常が苦痛でいっぱい

という場合が多いんです。。。

それは現実的にストレスがある環境かどうかだけでなく、「ただ生きているだけで辛い」「生きてる意味がわからない」そんな場合もそうです。

そう…こういった幸福感に包まれたいと望む、裏には


●そもそも生きるのが辛い

●生きることへの絶望感が大きい

●現実を直視するのが苦痛

という、本音が隠されているんです。

現実を生きることに対して、大きな絶望感と、それを感じてしまったら、生きていけないほどの恐怖を隠している可能性がめちゃくちゃ高い。

幸せな感覚を感じたい!…というよりは、生きる苦痛をどうにかやり過ごすために、できるだけ現実から離れた、ふわふわな幸せ超越ワールドを求めてしまうのです。

多幸感に溺れた先は・・・

生きることが辛い。

だから、多幸感に依存したっていいじゃないか。
誰に迷惑かける訳でもないでしょ。

と思うかもしれません。
うん、それでもいいんです。

でもね、この多幸感て一瞬の幻想なんです。
だって、根本的な日常の苦痛がなくなるわけではないから。
癒しや幸福感はある時期だけ持続し、そのうち霧散していきます。
だから多幸感を求めることがやめられません。

もっともっとと、幻想の幸せを作り出さずにはいられなくなります。

そして、恐ろしいのは現実が見えなくなっていくこと。

やがて妄想と現実の区別がつかなくなって・・・
幻想の幸せな世界にいったまま、現実に戻ってこれなくなっちゃうんです。

※実際に多幸感を刺激し続け、ドーパミン過剰な状態になると、幻覚を見たり、妄想を抱きやすくなると言われています。(統合失調型パーソナリティ障害など)

幸福かもしれないけれど、実はすごく孤独です。
幸福かもしれないけれど、その幸福感は幻想なんです。

それでいいのかな?って思うんです。

人が常に「最高に幸せ!ふわふわいい心地〜」な状態にあるのって、実は不自然なんですよ。

向き合うべきは、生きづらさや絶望感

じゃあ、どうしたらいいの?

というと、できることはたった一つ。

現実に感じている、自分自身の

●生きづらさ
●生きていることへの絶望感
●日常的な辛い気持ち

これらに向き合うことです。

こういう気持ちを感じてしまったら、絶望して二度と立ち直れなくなりそうな感覚があるから、認めないように感じないように頑張ってしまうんですが・・・

逆なんです。

ここをまず認めて、私しんどい!生きていたくない!って気持ちを受け止めていくことが、一番の解決への近道なんです。

感情は感じきっていくことで、昇華されていきます。

ネガティブな気持ちを感じきっていくことが、日常の苦痛を軽減することにつながっていきます。

やがて、多幸感に依存しなくとも、ささやかな日常の中に、幸せを感じられるようになります。

実は、何かの行動の結果、得られる幸福感の他に、


何もしなくても私はここに安心して生きてていい…という幸福感が存在します。


強い幸福感ではなくて、安定感や安心感という穏やかな感覚です。
条件はいらず、何かの行動の結果得られるものでもない、生きているだけで感じられるもの。


これは、愛着システムをつくる、オキシトシンの作用によるものですが、「今、ここ」の生きづらさに向き合ってはじめて、安定的に感じられるようになると私は感じています。

でも生きづらさにどう向き合っていいかわからない。
ネガティブな気持ちを感じるのは、怖い。

そんな時は、専門家に頼ってくださいね。

※ケースは実際の事例をもとに再構成したフィクションです。
特定のサービスを否定するものではなく、本人が現実を見失うほど没頭してしまう心理背景を問題としています。

「何もしなくても私はここに安心して生きてていい」という幸福感。
これは愛着が安定した結果、得られるものです。
その愛着について、セミナーを開催いたしますよ!

愛着が安定すると人生が変わる!

東京1DAYセミナー
2020年4月29日(祝)開催!!

垣内満寿美藤本あや、ひがしさやか
3人の公認心理セラピストたちが「愛着障害」をテーマに、
リレーセミナーを行います。

セミナー後半は
リトリーブサイコセラピーのオープンセッションもご覧いただけます。

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