親密な人間関係が苦手な人の6つの心理と克服方法

親密な人間関係が苦しい…

あなたは人と親密になるほどに、苦痛を感じることはないでしょうか。

✔︎親密な関係が続かない
✔︎人に近づくのが苦手
✔︎親しい関係になるのが怖い

そのために、人と親密になることを最初から避けてしまう方。
歳を重ねるごとに、人との付き合いを避けるようになる方もいます。

一方で、人と親しく関われないのは寂しいことでもあります。

このまま一生、誰とも親しく関わらないまま孤独に生きていくのも辛いですよね。

できれば、人と仲良く笑いあったり、気持ちを交しあって生きていきたいと思いませんか?

克服したいと思う方は、ぜひ続きを読んでみてくださいね。

何が起こってる?

親密な関係が苦しくなる時、心の中では何が起こっているのでしょうか。

親しくなるのが「苦痛」という気持ちは、他にはこんな感覚として表現されます。

「怖い」「気持ち悪い」「吐き気がする」「近づくと体が緊張する」「拒絶反応が起こる」

苦痛とは頭ではコントロールできない、無意識の体の反応として感じていることがほとんどです。

どんなに頭では親しくなりたいと望んでも、体が拒んでしまうのです。

それには、体に刻み込まれた拒絶したくなる「感覚」の方を、変化させていくことが必要です。

人と親しくなることに対して、このように苦痛を伴う感覚が紐づいているのは、過去の体験から体が「親しくなってはダメだ!」と拒絶することで、自分を守っている可能性があるからです。

では、その過去の体験とは、どういったものなのでしょうか。

今日は考えられる可能性から、大きな要因6つをあげてみました。

1.大切な人を失った経験がある

大切な人というのは、「愛着対象」とも言います。
その相手に対して、信頼感や安心感を感じ、心を許すことができる人のこと。
その一番最初の原点は、多くの人の場合「親」です。
親が事故や病気で亡くなる経験や、両親の離婚、大切な人との別れの経験。

大切な人を失う経験は、大きな絶望感を伴います。
とりわけ親を失うことは、子どもにとっては、死に匹敵する恐怖です。

人と親密になるほどに苦しい時、この失う恐怖が刺激されている可能性があります。

このように、大切な人をいつか失う恐れから、「愛する人はいなくなる」という前提のもと、二度と絶望体験をしなくてすむように、最初から親しくならないように努めます。

克服するには、愛する人を失った悲しみや恐怖を感じて癒していくことです。

2.小さな時に親に拒絶・虐待されてきた経験がある

「拒絶」というのは、例えば、お母さんが忙しくて、抱きつこうとしても「あっちにいって」と、追い払われたなどの経験です。
表面的には受け入れてもらっていたとしても、心理的に「自分の存在を受け入れてもらった」という感覚が得られていない場合も当てはまります。

「虐待」は、身体的な暴力の場合もあれば、「お前はダメだ、ブスだ、産むんじゃなかった」などの命の尊厳を損なうような、言葉による心理的暴力も含まれます。

物理的、心理的に親に近づこうとした時に、拒絶・虐待されることで、自分の存在を否定されるほどの恐怖を味わいます。

この経験から人と親密になろうとすると、体が拒絶反応を起こします。

そのため、
「どうせ私は嫌われる存在だ」
「どうせ私は誰からも愛されない」
「私はいなくてもいい存在だ」
などの前提を持って、人と親しくなることを避けます。

克服には、親に拒絶された絶望、命を否定された恐怖を感じて癒していくことです。そして、自分の命の尊厳を取り戻していくことです。

3.親が支配的もしくは過干渉だった

親が支配的あるいは過干渉で、子どもの意思や気持ち、能力を無視するような関わりをしてきた場合、子どもにとって人と付き合うことは、自分の気持ちを押し殺して、相手の言うことを聞かなければいけないことを意味します。

人と親密になろうとすると、不自由で苦しい感覚になったり、境界線を越えて、自分に侵入されるような不快感を感じます。
また、ありのままの気持ちが無視されることによって、深く傷ついたり、自分を持つことを諦めるようになります。

表面上は関係を築いたとしても
「人は私を傷つけるものだ」
「人といるときは、自分の気持ちを我慢しなくてはいけない」
という前提を持って、人と深く親しくならないようにします。

また、人との関係の雛形が、支配と依存なので、わざわざ人の支配下に入ったり、人を支配する立場に立とうとし、対等な関係を結ぶことが難しくなります。

克服には、嫌なことは嫌だ!と言ってもいいと知ることです。
境界線を侵されるのは、本来は不快なものです。
親の人生とあなたの人生に境界線をひき、自立して自分の世界を確立する力を育んでいくこと。
そうすれば、人と自分との間にも境界線を引くことができ、むやみに我慢したり、自分の気持ちを呑み込む必要がなくなります。

4.親が育児に無関心で情緒的な関わりがなかった

情緒的な関わりとは、スキンシップをしたり、気持ちを交わし合うことです。
親が子どもに関心がなかったり、例え生活の世話をしていたとしても、仕事で忙しいなどの理由から関わりが薄かったり、何か別のことに気を取られていたりすると、人と関わりがないことが当たり前となります。

誰かと親密にすることに慣れていないので、親密な関係が苦痛に感じられます。

そもそも人に対して関心が持てず、親密になりたいという欲求もなくしています。

「人とどう関わっていいかわからない」
「人の気持ちがわからない」
「一人でいるのがラク」
という感覚を抱え、関わることを恐れています。

人といてもつながりが持てず、孤独感を抱えていることもあります。

克服には、スキンシップが枯渇している自分に気がつくこと。その肌寒さや孤独感を自覚して、癒していくことです。人の温かさを知り、人と気持ちで繋がる心地よさを体感覚で腑に落としていくことです。

5.家族間・親族間でトラブルが絶えなかった

両親の喧嘩が絶えない、嫁姑が不仲、権力争いなど、家族間・親族間でトラブルがあり、その姿を子どもに見せていると、子どもは人との関わりを不快なものとして学びます。
また、その中で、大人同士のバランスを取ろうとしたり、仲を取り持つ役割を担うことで、大人たちの関係が崩壊しないように頑張ります。

この感覚があることで、集団など人との関わりが多くなる場所へ近づくことを避けたり、人の顔色を恐れ神経質になります。

誰しも、不信感満載のドロドロの人間関係に入っていきたい!…とは思わないですよね。全ての人間関係が面倒くさい嫌なものに見えて、近づきたくなくなります。

克服には、家族のトラブルの間で、怯えていた自分の恐怖に寄り添うことです。そして、トラブルを収めるために、家族のバランスを取る役割をしなくていいことを知ることです。
全ての人が、家族のようにいがみ合っているわけではありません。いがみ合いではなく、温かさでつながることもできます。

6.親が人とあまり関わりを持たない人だった

親が人との関わりをあまり持たない性質の場合、子どもは無意識に、その生き方を親から取り込みます。

子どもは親と同じ生き方を共有することで、家族の一員である感覚や、親とのつながり、家の中に居場所を感じることができます。

克服には、同じ生き方を受け継ぐ必要はないことを知ることです。
それは親を否定することでも、親とのつながりがなくなることでもありません。
親は「人と関わりを持たない生き方」を選んだとしても、あなたはどう生きたいでしょうか?生き方は自ら選択することができます。

人とのつながりのひな形は、家族とのつながり方

大まかに6つの要因と、心理療法の視点からみた克服へのポイントをあげました。
どうでしょうか、心当たりはありましたか。

これが全てではありませんが、人は主に幼少期の家族とのつながり方をひな形として、人との関わり方を学びます。

そして、(特に感情的に印象に残る)過去の体験を、現在の人間関係にも当てはめてしまうものなのです。

過去の体験を現在にも無意識に当てはめてしまうのは、過去の体験が感覚的に終わっていないから。
恐怖や不安を安心感へと変化させ、過去の体験を終わらせることで、人と親密になることへの、体の感覚が変化していきます。

そうすることで、視野が広がり、過去の体験からの狭い選択肢だけではなく、様々な可能性の中から、望む人間関係を築いていけるようになります。

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