苦手な人が、特に気にならなくなる心理アプローチ★

「苦手なあの人がいるから、仕事に行きたくない」
「あの人に会いたくないから、あの集まりには行かない」

こんな風に、苦手だな〜と感じる人を避けたいあまりに

仕事が億劫になる
行動に制限がかかる

なんてこと、ないでしょうか?

たった一人の存在で
自分の行動範囲が狭まってしまったり
モチベーションが下がってしまうようでは
困ってしまいますよね。

では、その苦手な人が
「特に気にならない人」
になったらどうでしょうか・・・?

目次

実はその苦手なところ、自分の〇〇とソックリだった!?

**Gさんのケース(30代・一児の母)**

Gさんにはママ友の中に苦手なタイプの女性がいました。

とてもキレイで、身なりを常にキチンと整えている品のあるママです。

特にトラブルがあるわけでもないのに、なぜかその人を避けたくなってしまいます。


よくよくふり返ってみると、
いつも同じようなタイプの人に対して
苦手意識を持っていることに気がつきました。


こんな共通の特徴がありました。
・キレイな見た目
・あこがれを感じる人
・完ぺきな感じがする
・近づきがたい


ずっと一緒にいるとどんな感じがする?
と質問すると


「きちんとしてないといけない気がして、緊張する」
「仲良くなりたいのに、気軽に話しかけられない」



と言います。


気軽に話しかけようとすると何が起こりそう?
と聞くと


「拒絶されそう」


と、無意識に恐れていました。


さらに、質問を重ねると、
小さな頃に〈お母さん〉に対して
感じていた感覚だと気がつきました。


・・・・・・・・・・・

Gさんのお母さんは、働きながら彼女を育てました。

忙しいお母さんに、Gさんは気軽に甘えることができませんでした。

いつもキレイに身なりを整えてお勤めに出かける姿に、憧れながらも、近づくことのできない遠い存在として恐れていたのです。

・・・・・・・・・・・

先にあげた特徴は、お母さんそのものでした。

**Hさんのケース(40代・男性・会社員)**

Hさんは、今の上司になってから、無性にイライラするようになりました。

仕事はできて、温厚な人柄。
たまに人が良すぎて、周囲から良いように扱われているように見えます。

仕事上は特に問題ないのに、どうしても好きになれないのです。

Hさんもやはりイライラする人に、共通点がありました。


Hさんのイライラを掻き立てる共通の特徴
・優しいが頼りなく感じる
・人にペコペコしている
・自己主張をしない
・何を考えているかわからない



ずっと一緒にいると、何を感じる?
と質問すると


「イライラする」
「もっとしっかりしろ!と言いたくなる」



と言います。
でも現実には仕事に問題があるわけではないので
グッと呑み込んで仕事をしているそうです。


では、そう言ってしまったら、何が起こりそう?
と聞くと


「面子を潰してしまう。そうしたら相手が潰れてしまいそうだ」


と恐れていました。


さらに、上司が潰れてしまったら
居場所が崩壊してしまいそうな恐怖
を抱いていました。


こちらも質問を重ねると、
小さな頃〈お父さん〉に対して
感じていた感覚だと気がつきました。

・・・・・・・・・・

Hさんのお父さんは、温厚な人のいい人でした。

ですが、病弱で、家庭の経済状況はいつも不安定。
母親が苦労している姿をいつも見てきました。

Hさんから見ると、父親は頼りなく、家庭内の役割を全うしているようには見えなかったのです。

背景には、頼りないお父さんへの怒り、お父さんがいなくなる恐怖、家族が崩壊してしまう恐怖を抱えていました。

・・・・・・・・・・

そうです。
先にあげた特徴は、お父さんそのものでした。

苦手な人に「親」の苦手な部分を重ねてないですか?

二人に起こっていたのは、
「親」の投影でした。


目の前の人に
親の苦手な部分を重ねてみていたのです。


実は日常的に、親の投影は起こりやすいのです。


でも目の前の人は親ではありませんよね。


現実にはその人とトラブルがあるわけではないのに、
こちらが過剰に反応してしまうのは、
自分の中に反応する要素があるということ。


このような投影が起こるのは、
自分の中にくすぶっている親への気持ちが残っているから。


子どもの頃に、
本当は表現したかった気持ちがあるのに、
呑み込んで我慢しなければならない状況にいると
その感情は体の中に残りつづけます。


感情はエネルギーとして外に出たがるもの。
なので、同じような状況、特徴の人に出会った時に
反応してしまうのです。


解決には、


子どもの頃に
呑み込んできた親への気持ちを
思い出して、吐き出していくこと。


本当は受け止めて欲しかったのに
お母さんに拒絶されて
→怖かった、悲しかった、悔しかった


本当は家族を守って欲しかったのに
お父さんが頼りなくて
→心細かった、腹が立った、家族が壊れそうで怖かった

(ここがポイント!より丁寧に具体的に気持ちを掘りさげていきます)

気持ちに寄り添って、充分に感じきっていくことです。


すると、
投影反応が起こらなくなり
苦手な人が
特に気にならない人になっていきます。


また、目の前の人は親ではなく
全く別の人だとわかるだけでも
本来のその人の姿が見えて
苦手意識が解消されていきます。


実は、思い込んでいたほど
怖くなかった!
弱くなかった!
実は面白い人だった!
なんて発見があるかもしれません。


今日は、かな〜り簡略化してお伝えしました。


セッションでは、
この作業を質問を重ねながら整理し、
丁寧に掘り下げていきます。


そして、自分だけでは気がつけない
無意識の思い込みや記憶、感情や感覚に触れていきます。


まずは、自分が「その人の何を」苦手だと思っているのか?
「どんな嫌な気持ちを感じるから」苦手なのか?

自分で掘り下げてみることからぜひ、初めてみてください。

まずは相談してみたい…そんな方は

こちらの初回カウンセリングから、まずはお気軽にご相談ください。
初回はお試し価格でご利用いただけます。

お悩みはまとまっていなくても、大丈夫。
お話しするのが辛い場合は、詳しくお話ししなくても構いません。
心が軽くなるワークからはじめていきましょう。

生きづらさからの回復に向けて、しっかりと向き合い方には継続セッションで
こころの土台から一緒に育てていきましょう。

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