自分の気持ちがわからないー自己不在の心理

こんにちは、心理セラピストのひがしさやかです。

あなたには

「自分の気持ちを人にうまく話せない」

「自分の気持ちがよくわからない」

ということはないですか?

今日はそんな時、無意識では何が起こってるのか?
解決するにはどうしたらいいのか?

お話ししていきますね。

自分の気持ちがわからないー自己不在の病

自分の気持ちを人にうまく話せない

このお悩み、実はとてもよくあるお悩みなんです。
そして、こういう方は、それ以前に…

そもそも、自分の気持ちがわからない

と言う場合も多いんですねー
この2つの問題って密接に関係してます。

この間ね、Twitterにこんなことをつぶやいたんです。

これね、いつもの何倍もの反応があったんです。
心当たりある方が多いんだなと驚きました。

ちなみに、気持ちの代わりに状況を語り続けてしまう場合も、「気持ち」を伝えられないと捉えてます。

肝心な一番伝えたいことを伝えられないので、相手との齟齬を生み出しフラストレーションを抱えやすいです。

そして気持ちの代わりに、態度で伝えようとして関係が拗れることも多々。

例えば、

「子育てにもっと参加して欲しいな、一人では不安だし、心細い。二人で話し合いたい…」

という肝心の本音や気持ちがあっても・・・

子どもとの関わりがいかに大変なのか出来事をじゃべり続けたり、
イライラと不機嫌な態度を示すことで、気持ちを相手に察してもらおうとして、

結果的に、出来事が伝わるだけで何も変わらなかったり、不機嫌だけが伝わりケンカになってしまう・・・

なんて風に。

そして、そういう人こそ、残念なことに自分の気持ちを一番わかってないんです。

ここにも書きましたが、自分の気持ちを言語化できない方は、小さな頃から、「あなたはどんな気持ち?」と自分の気持ちを聞いてもらった経験がないことが多いんですね。

なので、私は「気持ちを言語化する自主練をしましょう」と提案しました。

自主練のワークについては、リトリーブサイコセラピー協会のメールマガジンで詳しく、書きました。

気になる方は、バックナンバーからご覧いただけますので、どうぞ。

ただし…

自主練をしようと思っても

・それ以前に自分の気持ちが全くわからない
・気持ちを感じようとするほど苦しくなる
・罪悪感がわいてきて止まってしまう

という方もいると思うんです。

これは、何が起ってるかというと、気持ちを感じて、表現することが

強い恐怖と結びついている

可能性が高いです。

だから苦しくて、止まってしまう。

そういう場合は、言語化する練習をする以前に・・・

まず自分の気持ちを感じること、表現することに「許可」を下ろすことが必要です。

そうでないと、自分の気持ちを表現しようとすればするほど、根底の恐怖が大きく膨れ上がってしまい、更に気持ちの言語化が止まる…という事態に陥ってしまいます。

気持ちを感じる恐怖はどこからくる?

「自分の気持ちを人にうまく話せない」
「自分の気持ちがよくわからない」

こういう悩みを持つ方は

無意識に

感情を表現すること/感情を感じること
を自分に禁じています。

背景には、小さな頃、自分の気持ちを表現した時に

怒られて強く抑えつけられた
・否定された
無視された
恥ずかしいと言われた
・親が苦しそうにした
・親に受け止める余裕がなかった

などの経験が考えられます。

自分の素直な気持ちを表現すると

《辛い目にあってしまう》

という感覚があるんです。

そうするとどうなるかというと

自分でも自分の気持ちをないことにしたり
気持ちを出しちゃダメだと律するようになります。

本音を出すことを恐怖し、
自由に気持ちを感じる自分を罰し、
その代わりに親の求めるように振る舞うことで、
愛されようと努めるようになってしまうんです。

例えば、こんな幼児決断が考えられます・・

⚫︎祖父母と一緒に住んでいて、お母さんが義父母の顔色をいつも伺っている。そんな時に、自分が自由に気持ちを表現してると、お母さんがおばあちゃんから嫌味を言われてしまう…。そんな様子を見るのは悲しい。お母さんを守るためにも、私は、大人しくていい子でいなくちゃ…

⚫︎自由に気持ちを表現していると、お父さんが、イライラして「わがまま言うな!そんな子は家の子じゃない!」と怒ってくる。自分の思ったままを言うことは、いけないことなんだ。感情に振り回されると居場所がなくなる。我慢しなきゃ…

そのうちに自分の本音を感じることが苦しくなって、スパッ!と感情を切ることを覚えてしまうんですね。

そして

「自分の気持ちを抑圧していたら、居場所がある」

という信念が出来上がります。

気持ちを表現しなければ・・・

・波風が立たないし
・嫌な顔を見なくてすむし
・自分も嫌な気持ちを感じなくていいし
・自分も親も守れるし

・家族のバランスも保てるし
・誰も気持ちを受け止めてくれない現実を見なくて済む

…と、いいことがあるんですね。

それと引き換えに、本当の自分は行方不明になっていきます・・・。

だから自分の気持ちがわからなくなっちゃうんですよね。
わかってしまうと辛いし、怖いし、絶望的だから。

こうして、自分の感情を無視することが習慣化していきます。

こうなると大人になっても

気持ちを表現してしまうと、恐怖の感覚が先立つので、反射的にぐっと止まってしまうようになるんですね。

本当は死にたいくらい辛い現実、過去。

背景は、ほんの一例を紹介しましたが、自分の気持ちをなくしている人は、何らかのトラウマ体験を抱えていることが多いです。

不適切な養育・過干渉・虐待・DV・ネグレクト・面前DV…

自分の気持ちをなくすことが、生き延びるための最善策になってるんですね。
(記憶がないことも多い)

自分の気持ちを取り戻してしまったら、死にたいくらい辛い気持ちを抱えてきた現実や過去と向き合わなければならくなります。

そして、誰にも自分の気持ちを顧みられかった事実を見なければならない…。

そうなんです。

自分の気持ちをわからないようにしてきた
自分の気持ちを表現しないようにしてきた

メリットがあるんです。

気持ちがわからない、表現しない方が、都合がよくて、生き延びてこられているんです・・・

他にも、

・発言に責任を取らなくていい
・人に依存できる
・わからないと言って、やり過ごせるしラク
・自分の頭で考えなくていい
・傷つかない
・失敗しない
・人を怒らせない

いろんなメリットが大きく付着しています。

重要なのは、これらのメリットを手放したとしても、
辛い現実や辛い気持ちが満載の自分と向き合ったとしても、

自分の気持ちを取り戻したいか?
自分の気持ちを表現していきたいか?
どうなりたいか?

自分に問うこと。

それでも自分の気持ちを取り戻したいと思うなら、自分の気持ちを感じ、表現する恐怖に向き合うことが解決につながります。

過去の辛い体験や、そこに付随する、恐怖や不安、悲しみ、怒り、死にたいほど辛い気持ち…このような未消化のまま残っている気持ちを感じ切っていくことで、気持ちを感じる恐怖は変化していきます。

大きな感情を感じ切るのは、練習やサポートが必要です。
そこは一人でやるのは難しいところでもあるので、セラピストに頼る方法も考えてみてくださいね。

そもそも、小さな頃は気持ちを我慢するのが優先で、「どんな気持ちでいるの?」って聞いてもらってません。
その過去の自分に戻って、小さなあなたは本当はどんな気持ち?と問うことからスタートします。

誰にも気持ちを顧みられなくて悲しい…
居場所がなくなるのが怖い…

過去の抑えなきゃいけないと思っていた気持ちを解放していくことで、今ここの自分が気持ちを表現することを許せるようになっていきます。

自分の気持ちがわかって、表現できるようになると

自分で自分を大切に扱えるようになるし
人との行き違いや無駄な衝突を避けたり
相手の気持ちに耳を傾けられるようにもなります。

人生が豊かになりますよ。

いやいや、そんな辛い体験私にはありません

いやー自分にはそんな大仰な体験はありません。

でも…なぜか、自分の気持ちがわからないんですよねー

そんな時は、カウンセリングなどで、自分が抱える問題の根本原因がどこからくるのか?整理することもおすすめです。

体感しながら整理することで、自分が何と向き合っていけばいいかが分かりますよ。

それではまた!

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