辛い感情にフタをすれば問題解決?〜祝・基礎コース卒業レポ〜

こんにちは、生きづらさを〈生きやすさ〉に変えるサポートをしています、心理セラピストのひがしさやかです。

少し時間が経過してしまいましたが、、、
先日、リトリーブサイコセラピー®︎の東京平日基礎コースが終了しました!

基礎コースは、6日間で、ビデオ学習と、講座内のワークやセッションを通して、自分の心の問題と向き合う徹底コース。

今まで、気付かなかった、自分の本音や生きづらさに気付き、問題を持つメリットに気付き、恐怖と向き合い、自分の生きたい人生を見つめていきます。

毎期ごとに、メンバーのカラーってそれぞれあるのですが、今回は

「ネガティブな気持ちは、いらない!感情なんて、いらない!」

…という方が多かったように思います。

感情にフタをする理由

「何も感じない、無味乾燥な人生です。
人間味がないって言われます。私っておかしいんでしょうか?」

っていう方に、セラピーでお会いすることって、少なくありません。

そんな時…感情を感じてしまったら、生きていられないくらい、辛い気持ち・辛い体験が背景にあることが多いです。

感情と五感と記憶は密接に繋がっています。
記憶は、五感からの刺激と感情の震え(脳の扁桃体の震え)を通して、海馬に蓄積されていきます。

そこに、辛い記憶がある場合、脳は扁桃体の動きをフリーズさせ、体の筋肉を固め、感覚や感情を凍結させることで、辛い記憶を思い起こさせないようにします。

わかりやすくいうと、、、

五感や感情を動かすと、閉じ込めておきたい記憶や気持ちにアクセスしてしまうから…

何も感じないようにすることで、辛い記憶に蓋をしているんです。

そして、その体験とは、大きな事故や虐待とは限りません。

自分がごくごく当たり前だと思っていた家族との関わりが、心を傷つける体験になっていることも多いです。

最近では不適切な養育(マルトリートメント)という言葉で表現されるようになりましたが、養育的に良かれと思ってやっていた関わりが子どもにとって、辛く苦しい体験となっていることもあります。

親が「良かれ」という気持ちでいる分、子どももどうして自分がそんなに生きづらいのかわからず…苦しさを隠し、自分を責めてしまいます。

ごく普通の家庭、ごく普通の養育。ごく普通の生活…に見えているから、自分でも訳がわからないのです。

それが本当は、感情や感覚をなくしてしまいたくなるくらい、辛い出来事だった…という可能性があるんですね。


だから、冒頭の「ネガティブな気持ちは、いらない!感情なんて、いらない!」という言葉は、

だって、感じてしまったら、狂い死んでしまいそうなくらい、辛いから・・

って背景があるんです・・・


感情にフタをすることのデメリット

では感覚や感情を切ったままでもいいじゃないか?
辛い記憶なんて、思い出さなくても生きていけるよね?

というと、確かに、辛い記憶はそうやって思い起こさせないようにすれば、ラクに生きていけます。

けれど、日常でも感情や感覚が希薄になってしまうことで、今度は生きる実感や、喜びも希薄になってしまいます。

また、感情は蓋をするほどに、自分の内側に蓄積していきます。

ある時突然、爆発的な感情の高ぶりとして吐き出され…そのことで、人間関係が壊れたり、自分が発狂してしまいそうな感覚に捉われることもあります。

感情を出したら、自分がどうにかなってしまいそうな恐怖で、さらに感情の抑圧を強めたり、

異常な怒り、異常な悲しみ、異常な恐怖となって、自分を支配したり

頭痛や、腹痛、腰痛、心臓の痛みなど、体の不調に変わることもあります。

感情を取り戻しても辛い、感情に蓋をしても辛い。。。
どちらにしても、自分を生きられなくて辛いのですよね。

ありのままの自分を受け止める

でも、セラピーでやっていくのは、

【辛い記憶と感情と感覚=ありのままの自分】

を取り戻して、回復させていくことです。

そういう場合、ありのままの自分は、ズタボロになってます。

そのズタボロの自分を認めて、痛みを感じ、救い出すことから回復の一歩は始まります。

そして、恐怖の感覚と共に閉じ込められていた辛い記憶を、今度は安心安全の感覚に書き換えていきます。

そうすることで、自分本来の感情や感覚を感じることに許可を出せ、生きる実感や喜びを取り戻すことができるようになっていきます。

受講生さんたちの言葉・・・

最終日、基礎コースの6日間を終えた、受講生さんたちの言葉です。

覚えている範囲で、少しだけご紹介させていただきますね。

「長い間悩んできましたが、人生の絡まった糸がほぐれました」

「ここにきて、生きづらさの理由がわかりました」

「私は、泣かない人だと思っていました。でも自分の中にこんな感情があったなんて…母との関係を見直せて良かったです。」

「母親との共依存に悩んでいましたが、母との距離感が楽になりました」

「カウンセリングだけでは、問題解決するのに、限界があったと思います」

「自分の内側の思いもよらない感情に触れて、驚きました」

「もっと、心理セラピーが一般的になればいいと思います」

「嫌な感情がなくなればいいと思っていましたが、私が目指していたことは、自分を生きることとは正反対だったんですね」

ここに載せたのは、ほんの一部ですが、お一人お一人の実感を伴った言葉がとても印象的でした。

辛い記憶は、一人では抱えきれないもののことが多いです。
でも、安心安全の場があることで、辛い記憶も感情も感じ切っていくことはできます。

感じたら死んでしまいそうなくらい、巨大な感情を抑圧していることはありますが、、、

実際に感じても、死んだり、狂ったり、誰かを傷つけてしまうことはありません。

それは、私たちセラピストがしっかりサポートさせていただきます。

辛い記憶を通過したとしても、それが自分の感覚であることを知れば、それだけで、心と体に一致感が生まれます。

それが自分の根っこの安心安全や土台に変わっていきます。

痛みを取り戻し、癒していくことで、みなさん、大きく変わっていかれます。

まだまだ、不安なことはもちろんあるはず。

でも、人生において、恐怖や不安や問題がなくなるわけではなくて

恐怖や不安や問題があっても、向き合って乗り越えていく力が、自分の中にあると信じられることこそが、重要です。

これって、自分と真摯に向き合わないと得られないもの・・・

この3ヶ月に渡って、体験してきたことを自信に変えて、新しい人生に向かわれてほしいなと思います。

ご卒業、おめでとうございました!!!

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